『新吾十番勝負』に続き、好評をうけて製作された新シリーズの第1作。原作は川口松太郎。将軍吉宗を父として生まれた葵新吾は、地位も栄誉も捨て、あえて厳しい剣の道を進む。新吾と早足、早耳が自慢の不思議な武芸者・六平太は、旅の途中、剣客・白根弥次郎に追われて逃げ惑う京の公卿中院左中将を救い、荒廃した御所の塀の修築を決意する。それは幕府の政策に反することとして、吉宗は肉親の情を捨て新吾の罪に断を下すが…。