昭和の混乱期を駆け抜け、巨大組織の首領になっていく男の一代記を描いた松方弘樹主演の実録任侠映画。横浜の親分に見込まれた稲原龍二は、持ち前の度胸と腕力で湘南を皮切りにメキメキと頭角をあらわしてきた。やがて、その侠気に惚れ次々と骨太の男たちが集ってきた。龍二は熱海から立ち上がって、群雄割拠する関東平野を制していく。原作は大下英治。北島三郎が主題歌「神奈川水滸伝」を歌い、松方の子分・モロッコの辰役でも好演。